規矩作法守り尽くして破ると も離るるとても本を忘るな
『守破離』という言葉は千利休の利休道歌の中にある、
この歌の3文字をとったものと言われています。
「守」は基本を忠実に守り、「破」は既存の枠を破って
新しい工夫を加え、『離』は基本の土台に独自のスタイルを確立するという意味です。
そんな「守破離」を店名にした大阪の蕎麦店をご紹介します。
谷町、梅田/堂島、日本橋/黒門の3つのエリアにお店を構える守破離は、蕎麦の実を挽くところから丁寧に仕上げた蕎麦を、
こだわりの器と洗練された空間で楽しめます。
私も何度か訪れていて、お気に入りのお店の一つです。
今回はニシン蕎麦をいただきました。
別皿に盛りつけられたニシンは、ホロホロと柔らかく、甘辛な味付けで蕎麦との相性が抜群。
つなぎを抑えた蕎麦はシャキッとした歯ごたえで、満足の一杯です。
最後はそばつゆをそば湯で割って飲んで、余すことなく味わえました。
守破離では人気の蕎麦だけでなく、旬の素材を使った一品料理や日本酒も楽しめます。
どれも美味しいので、ぜひ一度試してみてほしいです。
店内は、モダンな空間に古材などを使用した自然な質感が取り入れられた落ち着きのある空間。
温かみのある器とのコントラストが絶妙でとってもお洒落です。
伝統とモダンが心地よく調和した雰囲気のなかで、こだわりの蕎麦をじっくり味わえるのも大きな魅力です。
だしにこだわった日本食や蕎麦を、バルのようなカジュアルさで楽しめる守破離は、
店名そのものを体現しているような素敵なお店です。
大阪でお食事の際は、ぜひ一度訪れてみてください!